日新電機株式会社

電気機械器具の製造・販売、付帯工事

時間外に発生していた管理者の業務負担が課題。
『スリーゼロ』+「アルコールチェック代行サービス」の組み合わせで、
管理者の業務負担軽減と、法令順守を実現!

社名

日新電機株式会社

https://nissin.jp/

会社概要

電気機械器具の製造・販売、ならびに付帯工事が主な事業。電気の安全かつ効率的な供給に貢献する「電力・環境システム事業」、モバイル端末など最先端機器の高性能化に対応する「ビーム・プラズマ事業」、モノづくり技術を活かしたソリューション提案と新興国における需要に対応する「装置部品ソリューション事業」を展開しています。

導入プラン

シンプルプラン

導入時期

2023年6月

車両用途

現地工事、現地調整、点検・修繕、設備診断、業務時の車両利用(直行直帰含む)

管理車両

レンタカー、リース車両

安全・品質・環境管理部:浅田さま

車両の利用用途について教えてください。
当社では、電力エネルギー関連の設備を中心に、産業基盤を支える製品・サービスを提供しております。電気設備の工事・現地調整・点検・修繕などのフィールドサービスで現場に向かう場合に車両を利用する機会が大半を占めています。
長期間、現地に出向して業務を従事しているメンバーも多く、期間単位でレンタカーを使用しています。
そういった意味で、直行直帰や休日業務時の運転機会も一定数あります。
アルコールチェック義務化開始に対して、どう対応されていましたか?
課題はありましたか?
運転者と上司の間で電話等を使ってアルコール点呼を実施していましたが、現場任せでしっかり管理は出来ておらず危機感を持っていました。直行直帰や休日・夜間に業務が発生する従業員もいるため安全運転管理者の時間外対応が大きな問題になっていました。
当社では平日80人程度、土日でも20人程度の出向者がいるため1人で点呼を対応することは難しく、安全運転管理者の補佐役として安全運転責任者を複数人おくことで、多くて10数名のアルコール点呼で済むようにしていますが、出発する時間は同時刻のことが多く点呼も重なることもあります。また、休日や早朝・夜間に現場に出向することもあり、必然と休日・早朝・深夜の点呼の対応が必要となり対応者は時間外になってしまいます。そういった課題を解決するために、アルコールの確認業務(点呼業務)を外部委託することにしました。
『スリーゼロ』を知ったキッカケは?
アルコールチェック点呼代行業者からの紹介で『スリーゼロ』を知りました。
点呼業務の外部委託に加え、アルコールチェックの記録をクラウドで管理する『スリーゼロ』と連携することで、法令遵守に加え、業務効率化にも繋がるとのこと導入検討を始めました。
『スリーゼロ』導入の決め手を教えてください。
24時間365日対応可能な「アルコールチェック点呼代行サービスとの連携ができること」に加え、 当社は対象運転者の数が多いため「①月額利用料が安価で導入できる点」、「②対応しているアルコール検知器が多い点」が決め手になり『スリーゼロ』の導入に至りました。
アルコール検知器の選定、メンテナンス・交換はどうされていますか?
導入時のアルコール検知器は一括で購入し運転者全員に配布しましたが、運転者により運転頻度が異なるため、故障時の交換・使用期限のメンテナンス対応は、各部署の安全運転責任者に対応を任せています。
そのため、『スリーゼロ』は対応しているアルコール検知器が多く、入手がしやすいのは非常に助かっています。
現場への『スリーゼロ』導入はスムーズに進みましたか?
導入にあたり複数の事業所があるため、Webによる説明会を開催しました。アプリ操作性などはマニュアルを配布して迷うことなく、すんなり導入できました。
導入前、当社ではスマートフォンを支給されている従業員は少なく、携帯のみ保有の者も居たため、スマートフォンへの機種変更は一苦労でしたが、携帯とタブレット端末を持つ者は、スマートフォンがなくても『スリーゼロ』を使えるので機種変更の必要もなく重宝しました。
『スリーゼロ』の導入で課題は解決されましたか?
当初課題感を抱いていた安全運転責任者の業務負担に関して、クラウド管理とアルコールチェック代行サービスの導入により、解決することができました。
併せて導入したことにより業務効率化に加え、法令対応もかなえることができています。
また、24時間365日委託をしているため、点呼業務が発生する時間も可視化でき把握することもできました。
検知器の交換・メンテナンスに関しては、管理者任せにしているので、「検知器には寿命があること」「定期的なメンテナンス・交換が必要なこと」などを徹底していければと思います。
今後のサービス展開で、期待・改善要望等ありましたら教えてください
アルコールチェック義務化以前より、運転日報は紙管理で運用しております。
今後、費用体効果を検討する必要はありますが、運転日報のクラウド管理も検討していきたいと考えております。
また、検知器によってはOCR読み取りがうまくいかないこともあるので、2024年9月に発表のあった「AI文字認識」も使っていきたいと思っています。
アルコールチェック点呼代行を活用していても、点呼確認が漏れてしまうこともありますので、運転者への徹底に加え、点呼漏れ防止を促すような機能があればと思います。

インタビュー担当(池田)より

今回、お話をお伺いさせていただいた日新電機さまは、早朝・深夜や休日の点呼業務が発生することも多く、管理者の負担はとても大きかったと思われます。そういった課題に対して、アルコールチェック管理サービス『スリーゼロ』と「アルコールチェック代行サービス」を併せて導入され、業務負担軽減とともに法令遵守対応も行われており、企業の取り組みとして見本となるご対応をされています。
今回、導入事例記事に掲載できなかったお話もたくさんお伺いすることができ、義務化対応だけでなく日々の運用の工夫などを実施されている日新電機さまのお取り組みは大変勉強になりました。取材にご協力いただきありがとうございました。