【ライドシェアの料金体系を解説】タクシーと同じ?支払い方法は?

ライドシェアは、タクシー不足を解消するための新しい交通手段です。地域交通の「担い手」「移動の足」の不足解消のため、2024年4月より「日本版ライドシェア」として、一部解禁されています。実際利用するにあたり、どのような料金体系なのかは非常に気になるポイントでしょう。本記事では、ライドシェアの料金の支払方法や仕組みなどを解説します。(2024年10月現在)

  • 2024/11/14 公開

目次

  1. 2024年4月に日本版ライドシェアが一部の地域で解禁
  2. ライドシェアの料金の支払い方法
  3. ライドシェアの料金の仕組み
  4. ライドシェアを利用できる区域と時間帯
  5. ライドシェア料金体系は今後も変化していく可能性がある
  6. ライドシェアのドライバーの報酬は高い?
  7. ライドシェアの料金に関するよくある質問
  8. ライドシェアは安心の料金体系


2024年4月に日本版ライドシェアが一部の地域で解禁

2024年4月、日本国内の一部地域でライドシェアサービスが解禁されました。2024年6月時点では、15の地域でタクシー会社の管理下でライドシェアが運行されており、加えて32の地域でライドシェアの実施が検討されています。

ライドシェアの解禁により、今後多くの地域でのサービス展開が期待されています。ライドシェアの最新情報は、国土交通省のページをご覧ください。

なお、自家用車活用事業を「日本版ライドシェア」と呼ぶのに対し、自家用有償旅客運送は「公共ライドシェア」と呼ばれています。



ライドシェアの料金の支払い方法

日本版ライドシェアの料金支払いは、アプリでのキャッシュレス決済のみ対応しています。

現金での支払いは一切受け付けていないため、事前にクレジットカードや電子マネーなどの、キャッシュレス決済手段を準備しておく必要があります。

キャッシュレス決済のメリットは、乗車後に現金をやり取りする手間が省ける点です。また、降車時をスムーズにできる上、支払いのトラブルを避けられます。

キャッシュレス決済により、乗客とドライバー双方にとって利便性が高いサービスとなっています。



ライドシェアの料金の仕組み

日本版ライドシェアの料金体系は、タクシー料金と同じ仕組みを採用しています。

ただし、ライドシェアは自家用車なので料金メーターがありません。そのため、乗車前に料金が確定し、渋滞や遠回りをしても料金は変わらない仕組みです。タクシーより比較的安く利用できるでしょう。

一方、ライドシェアでも需要が高いエリアや日時では料金が高くなるケースもあります。現在ライドシェアを利用できるエリアとその曜日、時間帯を以下で見ていきましょう。



ライドシェアを利用できる区域と時間帯

区域 曜日 時間帯
東京都特別区、
武蔵野市、
三鷹市
月~金曜日 午前7時~
午前10時台
金・土曜日 午後4時~
午後7時台
土曜日 午前0時~
午前4時台
日曜日 午前10時~
午後1時台
横浜市、
川崎市、
横須賀市など
金~日曜日 午前0時~
午前5時台
金~日曜日 午後4時~
午後7時台
名古屋市、
瀬戸市、
日進市など
金曜日 午後4時~
午後7時台
土曜日 午前0時~
午前3時台
京都市、
宇治市、
長岡京市など
月・水・木曜日 午後4時~
午後7時台
火~金曜日 午前0時~
午前4時台
金~日曜日 午後4時~
翌午前5時台
札幌市 土・日曜日 午前1時~
午前4時台
仙台市 金曜日 午後4時~
午後7時台
土曜日 午前0時~
午前3時台
さいたま市 火~金曜日 午前0時~
午前5時台
金~日曜日 午後5時~
翌午前6時台
千葉市 土・日曜日 午前0時~
午前3時台
大阪市 土曜日 午前0時~
午前3時台
金・土曜日 午後4時~
午後7時台
神戸市 水・金曜日 午前0時~
午前3時台
金・土曜日 午後5時~
翌午前5時台
広島市 月~木曜日 午後4時~
午後7時台
金・土曜日 午後4時~
翌午前3時台
日曜日 午後4時~
午後8時台
福岡市 月~木曜日 午後4時~
午後9時台
金・土曜日 午後4時~
翌午前5時台
日曜日 午後3時~
午後9時

ライドシェアはタクシー不足解消を目的としており、国土交通省が指定した地域・期間・時間帯のみ運行可能です。また、2024年7月からは、1時間に5mm以上の降水量が予報される時間帯と、その前後1時間にもライドシェアの運行が可能となりました。



ライドシェア料金体系は今後も変化していく可能性がある

日本におけるライドシェアの料金体系は、今後どのように変化するのでしょうか。現在海外で導入されている「ダイナミックプライシング」が、今後日本でも採用される可能性が高いと言われています。

ダイナミックプライシングとは、需要と供給のバランスに応じて料金が変動する仕組みです。例えば、需要が多い時間帯や特定のイベントが開催されるときには料金が上がり、逆に需要が少ない時間帯には料金が下がるといった仕組みです。

ライドシェアの拡大に伴い、料金形体について国土交通省で議論されているため、状況を追っていくのがよいでしょう。



ライドシェアのドライバーの報酬は高い?

ライドシェアのドライバーの報酬体制は事業所によって異なる

  • 固定給
  • 時給制(1400~1800円程度)
  • 歩合制

ライドシェアのドライバーの報酬は、事業所によって差があります。報酬形態は、主に固定給と時給の2つで、時給は1,400~1,800円程度が相場です。

また、歩合制が取り入れられているところもあります。ドライバーの評価や走行距離、利用者数に応じた報酬制度が導入されており、努力次第で収入が変動する仕組みです。

ガソリン代も、報酬に含まれるか、別途支給されるかは事業所によって異なります。もちろん都会か地方かによっても収入に差が見られます。

ライドシェアには多様な報酬形態があり、地域によっても収入が異なるため、働く事業所に確認をとりましょう。



ライドシェアの料金に関するよくある質問

  • Q. ライドシェアの料金はタクシーより安い?
    A. ライドシェアの料金は、一般的にタクシーよりも安価な傾向にあります。ライドシェアは事前に料金が確定するため、渋滞や遠回りによる料金の追加はありません。
    ライドシェアは乗車前に料金が確定するため、タクシーと比較して予測可能で透明性のある料金体系といえます。
  • Q. ライドシェアの料金はメーターで変わる?
    A. ライドシェアの料金は乗車前にアプリで確定するため、メーター機器は付いておらず、メーターによって料金が変わることはありません。渋滞やドライバーの遠回りによる追加料金が発生しないため、乗車前に料金を確認できる点は安心できます。


ライドシェアは安心の料金体系

ライドシェアは現代のライフスタイルに適した便利な移動手段として、今後ますます注目されるでしょう。ライドシェアの料金体系はタクシーと同じ仕組みを採用していますが、乗車前に料金が確定するため追加料金が発生しません。

乗車前に料金を確定させられるため、安心して利用できるでしょう。

一方、ライドシェアのドライバーは、基本的に二種免許は必要ないため、運転技術や安全運転への意識向上が課題となっています。とくに飲酒運転防止のためのアルコールチェックは、今後ライドシェアを普及させるための重要な観点です。

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