エヌディーアイアールほうしき NDIR方式

NDIRとは、「Non-Dispersive InfraRed」の略で、和訳すると「非分散型赤外線吸収方式」のことです。 NDIR方式は、ガス成分を測定するために用いられる技術を指し、この技術はアルコール検知器に採用されています。

NDIR方式検知器がアルコールを検知する仕組みを説明します。NDIR方式ではアルコール分子が特定の波長の赤外線を吸収する性質を利用します。検知器のセンサーから赤外線を発し、アルコール分子がその特定の波長の赤外線を吸収します。吸収された赤外線量を測定することで、アルコール濃度を計算する、という仕組みです。

NDIR方式の検知器は他の種類の検知器と1台あたりの価格が高いのですが、高精度であり長期的に安定して測定することができます。また、1台で使いまわすことができるため、中長期的に運用する際は、メンテナンスが簡単でトータルコストが低いとも言われています。