安全運転管理者とは、一定台数以上の自動車を使用する事業所で選任が義務づけられている役職です。安全運転管理者は従業員の安全運転を確保する役割を担います。
安全運転管理者の業務は、道路交通法で決められております。運転者の酒気帯びの有無の確認や疲労・体調不良の確認、運転日誌の備え付けと記録だけではなく、運転者の安全運転指導や異常気象時の安全確保まで、業務は多岐にわたります。
安全運転管理者になるための資格要件として、20歳以上で、自動車の運転の管理に関し2年以上の実務の経験を有する者等であり、かつ欠格事項に該当しないことが必要です。副安全運転管理者が置かれる場合、年齢要件は30歳以上となります。なお、安全運転管理者になるための資格要件は定められているものの、選任にあたって試験などはありません。