アルコールチェックに関する警察庁の関連情報リンク集

白ナンバー車におけるアルコールチェックの義務化は既に始まっています。WEBを検索すると義務化に関する記事、情報が多数存在しております。本コラム「白ナンバー車のアルコールチェック義務化に関する関連情報リンク集」では、内閣府、警察庁の法令、各都道府県警察のリンクなど、理解しておくべき必要最低限のリンク集を集めました。各事業者の安全運転管理者が、白ナンバー車のアルコールチェック義務化・安全運転管理制度に関して、振り返ってご確認いただけば幸いです。
※(9/13)警察庁、アルコール検知器の使用義務化の延期の正式発表9/9を受けて更新

  • 2022/08/26 公開
  • 2022/10/20 更新

目次

  1. 1.警察庁・都道府県警察リーフレット
  2. 2.法令関連(道路交通法、警察庁通達、パブリック・コメントなど)
  3. 3.安全運転管理者制度
  4. 4.安全運転管理者の選任
  5. 5.安全運転管理者等講習について
  6. 6.アルコール検知器について
  7. 7.よくある質問リンク集
  8. 関連コラム


1.警察庁・都道府県警察リーフレット

白ナンバー車の義務化に関して、警察庁、および各都道府県の県警では、事業所の飲酒運転取り組み強化に向けリーフレット含め配布しております。白ナンバー義務化に伴う安全運転管理者の業務概要に関してわかりやすく説明されております。

https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/insyu/img/r4insyu_leaflet_omote.pdf
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/insyu/img/r4insyu_leaflet_ura.pdf




2.法令関連(道路交通法、警察庁通達、パブリック・コメントなど)

直近の道路交通法施行規則の改正、警察庁の通達などに関して関連サイトをご紹介します。

(令和3年11月10日)内閣府令第六十八号 道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令
https://www.npa.go.jp/laws/kaisei/hirei1110.pdf

(令和3年11月10日)警察庁通達412号 道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令等の施行に伴う安全運転管理者 業務の拡充について(通達)
https://www.ankankyo.jp/news/news_view.php?F=529&E=pdf(静岡県安全運転管理協会)

道路交通法施行規則(e-gov)
安全運転管理者の選任要件および、安全運転管理者の業務の詳細等、道路交通法施行規則

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335M50000002060

令和3年11月10日に「アルコール検知器の使用義務」は、2022年10月1日からに変更され、2022年4月から実施しなければならないこと、10月1日から実施しなければならないことの2段階での施行が決定しました。

(令和4年7月15日)警察庁 パブリック・コメント(案件番号120220010)

「道路交通法施行規則及び自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律の施行に伴う道路交通法施行規則の規定の読替えに関する内閣府令の一部を改正する内閣府令案」に対する意見の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCM1040&id=120220010&Mode=1

(令和4年9月9日)警察庁 安全運転管理者精度に関する留意事項について(通達)

「業務使用の自家用自動車における飲酒運転防止対策については、「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令等の施行に伴う安全運転管理者業務の拡充について
https://www.super.or.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/npa20220909.pdf

警察庁よりパブリック・コメントが公表され、アルコール検知器の供給状況から、令和4年10月1日からのアルコール検知器の使用義務について、当面延期する方針を示し、パブリックコメント(意見募集)を実施。187件の意見が寄せられ「検知器が品薄で入手困難なため、延期は賛成」などの声がありました。そういった状況も踏まえ、予定していた10月から延期することを正式決定しました。検知器が市場に流通する見通しが立たないため延期する期間は未定とのことです。
警察庁の考え方として、十分なアルコール検知器が市場に流通するようになる見通しが立った時点で、再度、道路交通法施行規則を改正し、できるだけ早期に適用したいとのことです。
ここで注意が必要なのは、アルコールチェック義務化が延期ではなく、アルコール検知器の使用義務化が当面延期の方針であり、白ナンバー車のアルコールチェック義務化は既に始まっていることを十分理解しておくことが必要です。
事業者は、アルコールチェック義務化に伴い、安全運転管理業務にてアルコールチェックの義務を遂行する必要が発生しております。



3.安全運転管理者制度

一定台数以上の自動車を使用する場合、事業所ごとに、自動車の安全な運転に必要な業務を行うものとして安全運転管理者の選任を行なわなければなりません。安全運転管理者制度、業務、届出などに関しては、警察庁、各都道府県のサイトに詳細を説明されておりますのでご確認ください。

警察庁 安全運転管理者の制度概要
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzenuntenkanrisya/pdf/seido.pdf

警察庁 安全運転管理者の業務拡充
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzenuntenkanrisya/index.html



4.安全運転管理者の選任

安全運転管理者等の選任の届出に関しては、選任した日から15日以内に都道府県公安委員会に届け出が必要です。各都道府県公安委員会への届出は、所定フォーマットにて届出に加え、オンラインでの申請等も可能です

道路交通法:道路交通法第七十四条の三第五項 安全運転管理者等
安全運転管理者を選任したら、道路交通法第74条の3第5項に基づき、選任後15日以内に管轄の警察署に必要書類を提出する必要があります。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105#Mp-At_74

道路交通法:第百二十条第一項第十一号の三
安全運転管理者を選任しなかった事業所には、道路交通法違反として5万円以下の罰金が科せられます。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105#Mp-At_120

[大阪府警察]安全運転管理者制度とは
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/kotsu/3/5840.html

[大阪府警察]安全運転管理者等の選任
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/tetsuduki/ankankosyu/7375.html

[大阪府警察]安全運転管理者等の解任
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/tetsuduki/ankankosyu/7374.html

[警察庁]安全運転管理者等に関する届出のオンライン申請
警察行政手続きサイトは、都道府県警察に対する一部の手続について、メールでの申請・届出を可能とするサイトであり、安全運転管理者等に関する届出にも対応しております。
https://www.npa.go.jp/policies/application/shinseisys/index.html



5.安全運転管理者等講習について

道路交通法の規定により、自動車の使用者(事業主など)には、安全運転管理者等に講習を受講させる義務があります。また、安全運転管理者等の選任の届出を済ませてない方は受講できません。

[大阪府警察]安全運転管理者等講習についての注意事項
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/kotsu/3/index.html

[大阪府警察](参考)令和4年度安全運転管理者等の日程
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/kotsu/3/5839.html

[警視庁]安全運転管理者等法定講習
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/torikumi/drm_top.html



6.アルコール検知器について

アルコール検知器協議会
アルコール検知器の技術や品質の向上、ならびにアルコール検知器の普及啓蒙によって業界の地位の向上を図る。関係官庁、各団体との会員相互の協調を通じて、アルコールの過剰摂取や短時間での大量摂取等に代表される飲酒問題の根絶に寄与することを目的とする非営利組織になります。
https://j-bac.org/

国家公安委員会が定めるアルコール検知器とは?
道路交通法施行規則第9条の10第6号の規定に基づき、国家公安委員会が定めるアルコール検知器を定める国家公安委員会告示について
前記2の(2)の国家公安委員会が定めるアルコール検知器は、呼気中のアルコールを検知し、その有無又はその濃度を警告音、警告灯、数値等により示す機能を有するものとすること。
道路交通法施行規則の一部改正について

呼気中のアルコールを検知し、アルコールの有無や濃度を音や表示によって知らせる機能があればよいということです。ほとんどの製品は、基本的に呼気を測定でき、その結果を表示できるため、市販されているものなら特に問題ないといえます。



7.よくある質問リンク集

各都道府県の警察では、安全運転管理者業務、白ナンバー義務化に関してQ&A等を公開しております。ご参考にしてください。各都道府県の警察においても、微妙にニュアスの違う回答も存在します。不明な場合は、所轄の警察署のWEBページを確認し、問い合わせいただくのがよいと思います。

[警視庁]安全運転管理者等に関するよくある質問
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/torikumi/drm_top.files/qa.pdf

[山形県警察]安全運転管理者等に関するよくある質問
https://www.pref.yamagata.jp/documents/5758/r2yokuarusitumon_1.pdf

[兵庫県警察]安全運転管理者の業務 アルコール検知義務化 Q&A 交通企画課安全指導係
https://www.police.pref.hyogo.lg.jp/traffic/safety/ankan/data/ankan_qanda.pdf

[一般社団法人千葉県安全運転管理協会]アルコールチェック義務化に関するQ&A
http://www.ankan-chiba.or.jp/asset/00032/kaisei/check_gimuka_qa.pdf

[宮崎県警察]安全運転管理者の酒気帯び確認業務に関する質問回答
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/documents/66183/66183_20231130144245-1.pdf

(サイト情報は、2022年9月12日時点のものです。)



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担当M.T.