アルコールチェックアプリとは、アルコールチェック業務を効率化できる機能が備わったアプリです。簡単かつ正確にアルコールチェックを管理するためには、アプリを導入することが推奨されています。この記事では、10のアルコールチェックアプリの特徴や機能を比較し紹介するため、自社にどのアプリが適しているのか検討する際に参考にしてみてください。
- 2024/08/30 公開
目次
アルコールチェックアプリとは?
アルコールチェックアプリとは、アルコール検知器と連動して、アルコール濃度の測定結果の記録と管理をサポートするアプリです。基本的な機能として、測定結果の自動読み取りや自動入力、クラウド上での保存、規定値を超えた場合の管理者への通知などが備わっています。
アルコールチェックアプリを使用することで、管理者は遠隔地からでもドライバーの状態を把握することが可能です。
2023年12月より、アルコール検知器を使ったアルコールチェックが義務化されました。アルコールチェックアプリを使用することで、ドライバーの酒気帯びの有無を簡単に確認・管理することができます。
アルコールチェック義務化とは?
対象となる事業所など詳しく解説
アルコールチェックアプリの利用方法
アルコールチェックアプリはアルコールチェック管理に欠かせませんが、具体的にどのように利用できるのでしょうか。利用の流れは以下の通りです。
- アルコールチェックアプリをスマートフォンやタブレットにインストール
- アルコールチェックアプリとアルコール検知器を接続
- ドライバーが専用のアルコール検知器に息を吹きかける
- 検知結果がアプリに自動送信
アルコールチェックアプリとスマホの接続方法は、Bluetooth(無線接続)または専用ケーブルでの接続(有線接続)などがあります。また、接続せずOCRで読み取るタイプのアルコールチェックアプリもあります。
検知結果はリアルタイムで確認でき、もし異常が検知された場合は、すぐに管理者へ通知が送られる仕組みです。
アルコールチェックアプリの3種類
アルコールチェックアプリは、使える機能によって3つのタイプに分けられます。それぞれ使い勝手が異なるため、自社にはどのアプリが向いているか確認してみましょう。
◾️ アルコールチェック特化型
アルコールチェック特化型とは、アルコールチェックのみに特化したタイプです。検知器でアルコール濃度を測定し、アプリと連動させることで結果を確認・管理します。
機能はアルコールチェックのみと非常にシンプルなため、操作が比較的簡単で、かつ費用も抑えられています。また測定の精度が高いものが多いため、とにかくアルコールチェックを正確に行いたいという事業所はこのタイプを選ぶとよいでしょう。
◾️ IT点呼一体型
IT点呼一体型とは、アルコールチェック機能と点呼システムを組み合わせたタイプです。出勤時のアルコールチェックと点呼を一度に行うことができるため、業務の効率化を図れます。
チェック漏れを防げるほか、ビデオ通話によって遠隔地でも簡単に点呼を取れるといったメリットがあります。リアルタイムでデータを共有できるため、管理者はドライバーの状態を即座に把握することが可能です。
遠隔で運送業務を行う頻度が高い事業所などにおすすめできます。
◾️ 車両管理一体型
車両管理一体型とは、車両の運行管理とアルコールチェックを一元管理できるタイプです。車両の使用状況や運転日誌、車両台帳などを、1つのツールにまとめることができます。
アルコールチェックだけでなく運行管理や安全管理なども両立できるため、とくに管理するドライバーや車両が多い場合におすすめです。
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『スリーゼロ』とは?
おすすめのアルコールチェックアプリ10選
おすすめのアルコールチェックアプリ10選をご紹介します。それぞれの機能や特徴を知り、アプリの導入にお役立てください。
以下は2024年8月1日時点での各社Web掲載情報を参考した内容です。より詳しい情報、また最新の情報は各社Webサイトよりご確認ください。
◾️ 『スリーゼロ』
『スリーゼロ』は、安全運転管理をサポートするアルコールチェック管理サービスです。『スリーゼロ』では、運転日誌サービスなどを含めたアルコールチェック特化型プレミアムプランも用意しています。測定結果をクラウド上で一元管理できるため、記録・保存・管理の手間を軽減できます。
そのほか、なりすまし防止のAI顔認証、通知機能や運転日誌の作成、ダッシュボードなど、業務効率化を図れる機能が豊富です。また、120種類以上のさまざまな検知器に対応しています。機能の種類、使いやすさを兼ね備えたアプリです。
主な機能 |
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費用 |
初期費用:15,000円 月額費用:330円~990円(税込み) ※月額費用は運転者1名あたりの料金 |
◾️ Bqey
『Bqey(ビーキー)』は、企業の社用車管理を効率化し、ペーパーレス化を実現するサービスです。ニーズに合わせたさまざまなアルコールチェック機能を備えているほか、社用車の予約・管理や点検・整備の記録もまとめて管理できます。
ペーパーレス化によるコスト削減やセキュリティ強化など、企業の経営をサポートするメリットが豊富です。社用車にかかわるさまざまな業務を一元管理できる、多機能なアプリです。
主な機能 |
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費用 | 要問合せ |
◾️ アルキラーNEX
『アルキラーNEX』は、株式会社パイ・アールが提供するクラウド型アルコールチェッカーです。高い検知精度とクラウド管理で、正確かつ効率的にアルコールチェックを管理できます。
また、ビデオ通話と検知をリアルタイムで確認できる「ビデオ点呼」や、車両予約などの走行データを可視化できる「走行管理機能」も追加できます。企業のニーズに合わせたカスタマイズが可能なアプリです。
主な機能 |
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費用 | 要問合せ |
◾️ Cagou IT点呼 for 白ナンバー
『Cagou IT 点呼 for 白ナンバー』は、株式会社コアが提供する飲酒検査・記録保管クラウドサービスです。白ナンバー車両を保有する事業者に特化したサービス・機能を提供しています。
測定結果や車両情報をクラウド上で一元管理でき、ビデオ通話機能でいつでも運転手の状況を確認できます。業種を問わず、白ナンバーを保有している事業者における業務効率化・法令遵守の強化などを幅広くサポートするアプリです。
主な機能 |
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費用 |
初期費用:無料 月額費用:事業所あたり2,500円~ ※月利用回数400回まで |
◾️ LINKEETH
『LINKEETH(リンキース)』は、NTTコミュニケーションズが提供するクラウド型アルコールチェックサービスです。アルコール協議会認定の高精度な検知器を採用しています。
測定結果はもちろん、ドライブレコーダーで取得可能な走行履歴などもまとめてクラウド管理が可能。リアルタイムなアラート通知や、なりすまし防止の顔認証機能なども充実しています。日々のアルコールチェック業務を正確・スマートに管理できるアプリです。
主な機能 |
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費用 |
初期費用:要問合せ 月額費用:660円(税込み) |
◾️ D-Drive
『D-Drive』は、株式会社ユビテックが提供する安全運転支援サービスです。計測結果や運転日誌記録をクラウド管理し、日々の業務を効率化できます。なりすまし防止機能やダッシュボード機能など、業務に欠かせない機能がしっかりと備わっています。
さらにアルコールチェックしないとエンジンをかけられない「アルコール・インターロック機能」も追加可能。確実な安全運転の確保を目指せるアプリです。
主な機能 |
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費用 |
初期費用:要問合せ 月額費用:660円(税抜き) ※機能追加によりオプションの料金が発生 ※検知器価格は要問合せ |
◾️ ALPiT
『ALPiT(アルピット)』は、アイリスオーヤマ株式会社が提供するクラウド管理サービスです。計測結果の自動記録、運転日誌も併せたクラウド上での一元管理で、大幅な業務効率化を図れます。
1年ごとに交換用センサーが自動的に届くため、端末の劣化や寿命も心配不要、購入の手間も省けます。不具合・使い方についてのサポートも充実しているアプリです。
主な機能 |
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費用 |
初期費用:要確認 月額費用:980(税抜き) ※月額費用は運転者1名あたりの料金 |
◾️ ビークルアシスト
『ビークルアシスト』は、パイオニア株式会社が提供するクラウド型管理運行サービスです。アルコールチェック管理や動態管理の効率化はもちろん、事故防止のための安全運転支援機能も充実しています。
危険運転を検知し、端末からアラームで警告するサポートも備わっています。そのほか、安全運転指導のための分析・レポートなども作成可能です。飲酒運転防止、事故防止のために必要なサービスが豊富なアプリといえます。
主な機能 |
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費用 |
初期費用:要問合せ 月額費用:980円~(税抜き) ※端末代は別途見積もり |
◾️ AI-Contact フリート
『AI-Contact フリート(アイ・コンタクト フリート)』は、社用車の交通違反/事故防止を支援するクラウドサービスです。アルコールチェック管理の効率化はもちろん、交通違反状況の可視化、危険運転時の急制動検知機能など、安全運転支援機能に特化しています。
また、交通安全コンサルタントによるさまざまなサポート体制も充実。規模を問わず、社用車の管理を必要とする、幅広い業種で役立つアプリです。
主な機能 |
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費用 |
初期費用:無料 月額費用:無料 |
◾️ mamoru
『mamoru(マモル)』は、企業向けアルコール管理運用アプリです。指定のアルコール検知器『My Handy』は、高精度燃料電池型アルコールセンサーを採用しています。
アルコールチェックと運行管理に特化しており、シンプルな画面操作で初めての方でも簡単に使用可能。そのほか「転免許チェック機能」により、免許不携帯・有効期限切れも防止できます。機能性と使いやすさを両立できるアプリです。
主な機能 |
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費用 |
初期費用:要問合せ 年額費用:12,000円~ 端末代:39,800円/台 ※年額費用は端末の利用人数により変動 |
アルコールチェックアプリを導入する3つのメリット
アルコールチェックアプリの導入は、アルコールチェック業務を行っている事業所にいくつかのメリットをもたらします。ここでは、アプリ導入による3つのメリットを紹介します。
◾️ 業務効率化を図れる
アルコールチェックアプリを導入することで、業務効率化を実現できます。また、測定結果の入力自動化により、効率化だけでなく手入力によるミスを減らすことも可能です。
さらに、過去のデータを一元管理することで、定期的なレポート作成や確認を効率的に行えることも大きな魅力といえます。
アルコールチェック業務は、測定・管理・保存などやるべきことが多く、安全運転管理者の負担が大きくなってしまうケースも多いでしょう。アプリの導入でこれらの業務を効率化することで、社内リソースにも余裕ができる可能性があります。
◾️ 法令遵守を強化できる
アルコールチェックアプリを導入することにより、法令遵守を強化できます。
とくに車両を使用する事業所においては、ドライバーの飲酒運転防止が重要な課題です。デジタル記録は改ざんが難しく信頼性が高いため、監査や報告の際には有力な証拠になります。
アプリの導入は、従業員の飲酒運転防止に対する意識を高め、事業所全体の安全性の強化につながるでしょう。
◾️ ペーパーレス化できる
アルコールチェックアプリを導入することで、ペーパーレス化を実現することも可能です。紙による記録は保存や管理が煩雑かつ、紛失や破損のリスクがあります。
これに対し、アプリではデジタルデータとして一元管理ができるだけでなく、紙における記録媒体を保管する場所を確保する必要がありません。なお、もし紙による記録が必要になった場合でも、PCから印刷できます。
デジタルデータはバックアップを取ることも簡単で、データの消失リスクが少ないのも大きなメリットといえます。
アルコールチェックアプリのチェックしたい機能や特徴
アルコールチェックアプリには、アプリによってさまざまな機能や特徴あります。ここでは、自社に適するアプリの機能や特徴を確認していきましょう。
◾️ 測定方式・検知精度
アルコールチェックアプリによっては、専用のアルコール検知器を購入して使用する場合もあります。アルコール検知器の測定方式によって検知精度が異なるため、これらも確認しておくのが安心でしょう。
検知精度が高いほど、より正確にアルコール濃度を測定することが可能です。とくに高精度でアルコール濃度を検知できるアプリは、より厳密な管理が求められる事業所に適しています。
検知器にはアルコール濃度を測定するセンサーが内蔵されており、主に「半導体式ガスセンサー」と「電気化学式(燃料電池式)センサー」の2種類に分けられます。
半導体式ガスセンサー |
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電気化学式 (燃料電池式)センサー |
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より高い検知精度を求めるのであれば、電気化学式(燃料電池式)センサーのアルコール検知器を利用しているアプリがおすすめです。
なお、『スリーゼロ』ならほぼすべてのアルコール検知器に対応しているため、新しく端末を購入する必要がありません。今使っているアルコール検知器を使用したまま、アプリを導入したい事業所は、『スリーゼロ』を検討してみてはいかがでしょうか。
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アルコールチェック管理サービス
『スリーゼロ』とは?
◾️ 通知機能
アルコールチェックアプリにおいて、通知機能は非常に重要なポイントです。通知機能がれば、アルコール検知結果が基準値を超えた場合、即座に管理者へ通知されます。また、結果に関わらず検知結果が送信される機能もあります。
アルコールチェックの結果をリアルタイムで把握できれば、正しい判断を迅速に下せるでしょう。
なお、定期的なチェックのリマインダー通知を設定できるものであれば、チェック漏れを防ぎ、コンプライアンスの遵守をより強化できます。
◾️ なりすまし防止機能の有無
ドライバーがアルコールチェックを怠り、他の人にチェックを行わせるなどの不正行為を防ぐことも事業所の重要な課題です。そのためには、なりすまし防止機能が欠かせません。
なりすまし防止機能として、位置情報を取得する機能や、顔認証・指紋認証、音声認識などの生体認証技術を搭載しているアプリもあります。ドライバーの不正行為を防ぎ、安全運転を確保するために、なりすまし防止機能は重要な機能といえます。
◾️ 初期費用・月額費用
アルコールチェックアプリには、主に初期費用と月額費用がかかります。金額はアプリの種類によって異なります。
アルコールチェック特化型のアプリは、付属する機能がシンプルなため比較的安価です。一方、IT点呼一体型や車両管理一体型のアプリは、一般的にそれぞれの機能に応じて追加費用が発生するため、特化型に比べ高価な場合が多いでしょう。
導入後に予算オーバーだったと後悔しないよう費用対効果を十分に考慮して、自社のニーズに適したアプリを選びましょう。
アルコールチェックアプリを選ぶときのポイント
アルコールチェックアプリを選ぶときにまず確認すべきなのは、自社に必要な機能がアプリに備わっているかどうかです。
たとえば、多くの車両を使う事業所では、日々の運行管理の手間を軽減するための機能が必要です。その場合は、運行管理とアルコールチェックを一元管理できる車両管理一体型が推奨されます。
自社のニーズに合った機能を持つアプリを選ぶことで、アルコールチェックの運用をより効果的に行うことができるでしょう。
また、機能と使いやすさのバランスもとても大切なポイントです。たとえ多機能であっても、操作が複雑だと従業員の負担が増え、運用が滞る可能性があります。
「操作が分かりやすい」「アプリと検知器の連携がスムーズに行える」など、機能だけでなく使いやすさにも配慮されたアプリを選ぶのがよいでしょう。
アルコールチェックアプリに関するよくある質問
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Q. アルコールチェックアプリの費用はどのくらい?
A. アルコールチェックアプリの初期費用は幅広く、無料〜10万円程度が相場です。月額費用で見てみると、800円~3,000円程度が相場といなっています。
中には最低利用期間を設けているアプリもあり、途中で解約すると手数料が発生する場合もあるため注意が必要です。
費用はアプリの種類やサービス内容により異なるため、Webサイトなどで事前によく調べて検討しましょう。 -
Q. アルコールチェックアプリは全ての検知器に対応している?
A. アプリごとに対応可能な検知器の種類は異なります。アプリを導入する際は、使用している検知器にアプリが対応しているかどうかをしっかりと確認しましょう。
アプリによっては、ほとんどすべての検知器に対応しているものもあります。『スリーゼロ』では、120機種以上の検知器に対応しています。Bluetooth対応機種をはじめ、さまざまなメーカーの検知器に対応しているため、ぜひ導入をご検討ください。
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アルコールチェック管理サービス『スリーゼロ』とは?
自社のニーズに合ったアルコールチェックアプリを選ぼう
アルコールチェックアプリは、アルコール検知器と連動させてアルコール濃度の測定結果を記録・管理するアプリです。アルコールチェックアプリを導入することで、業務の効率化、法令順守の強化、ペーパーレス化などが期待できるでしょう。
アプリを選ぶ際は、それぞれの機能や使いやすさなどを考慮し、自社のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。
簡単に、かつしっかり管理できるアルコールチェック管理サービスをお探しの事業所は『スリーゼロ』の導入がおすすめです。『スリーゼロ』は、120種類以上の検知器に対応しており、市販のアルコール検知器を使ってアルコールチェックを行えます。
アルコールチェックの結果をクラウド上で一元管理できるうえ、直行直帰の際のアルコールチェックも確実に記録できるなど、正確かつストレスフリーに業務を勧められます。興味をお持ちの事業所の方は、ぜひお気軽にお問合せくださいませ。
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